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私を愛したスパイ
1977年公開

撮影用最終脚本改訂版
日付:1976年8月23日
執筆者:不明

ホテル受付係として出演しているバレリー・レオンは、「カジノ・ロワイヤル」と「ネバーセイ・ネバーアゲイン」にも出ています。それぞれ異なる会社が作ったボンド映画3本に出演している、驚くべき存在です。


映画 脚本

ベックマン博士とマルコヴィッツ教授は、ヘリコプターに乗ったまま爆死する。

ヘリコプター離陸後、場面は海中に戻る。サメに食われた女性秘書の服の切れ端が、海底に見える

サンダーは屋根から落ちる直前に、ボンドのネクタイをつかんで必死になる。
サンダーが落ちたあとのボンドのせりふ:「頼りになる奴だ」

サンダーは屋根から落ちる直前に、屋根の縁にある排水溝につかまって必死になる。ボンドはサンダーの袖をつかんでいるが、袖を残してサンダーが落ちる。ボンドのせりふ:「こんな仕立て屋じゃ薦められないね」

バンが停まると2人は外に出る。ジョーズを探すボンドに向かって石が落ちてくるが、アマソワの一言でボンドは石を避ける。その直後、ジョーズがロープで降りてきて、ボンドの銃をはじき飛ばす。
ジョーズの前に放り出されたマイクロフィルムをアマソワが手に入れた直後に、ボンドがジョーズの相手となる。ジョーズは木の棒を振り回してボンドに襲いかかる

バンが停まると2人は外に出る。ジョーズを探すボンドに向かって石が落ちてくるのを見たアマソワは、ボンドを押し飛ばし、自分も石の直撃を逃れる。2人が見上げると、ジョーズが足場の上にから飛び降りてくる。ボンドは銃を構えるが、ジョーズが滑車装置を振り回して銃をはね飛ばす。続いてジョーズはボンドを足場の中に投げ込み、ボンドは気を失いかける。そのときアマソワが銃を出し、ジョーズの動きを止める。
ジョーズの前に放り出されたマイクロフィルムをアマソワが手に入れようとすると、ジョーズは足で砂を巻き上げる。アマソワの視界が一瞬遮られ、ジョーズに銃を蹴飛ばされる。
感覚を取り戻したボンドは落とした銃を拾おうとするが、ジョーズに再び銃を蹴飛ばされる。ジョーズは木の棒を振り回してボンドに襲いかかる。

エジプト人のボートから降りたボンドは、徒歩で情報部エジプト支局へ向かう。近代的な部屋にはゴーゴル将軍がいる。

エジプト人のボートから降りたボンドは、自動車でラムセス2世の墓へと向かう。墓の入口にある長い階段を下りる。すると埋葬室が見える。壁の隠しボタンをボンドが押すと、壁が左右に分かれて近代的な部屋が現れる。部屋にはゴーゴル大佐がいる。
Qの研究室。浮上式食器がダミーの首を飛ばす。 Qの研究室。技術者の1人がテープレコーダー内臓の水ギセルを操作している。もう1人の技術者がラクダの鞍のボタンを押すとナイフが飛び出し、乗っている人に刺さるようすばやく動く。
列車の中。アマソワの悲鳴を聞いたボンドが扉を開けると、ジョーズが彼女に襲いかかろうとしている。ボンドはシャンペンの瓶をジョーズの頭にたたきつける。ボンドは簡易テーブルでジョーズの腹を攻撃するが、ジョーズはびくともしない。ジョーズはボンドをベッドの上に投げつけ、ボンドに噛みつこうとする。ボンドは卓上ランプの電球を割ってジョーズを感電させる。ボンドが両足でジョーズを蹴ると、ジョーズは窓を突き破って列車から落ちる。 列車の中。アマソワの悲鳴を聞いたボンドが扉を開けると、ジョーズが彼女に襲いかかろうとしている。ボンドは簡易テーブルをジョーズの頭にたたきつける。ジョーズはボンドを床に投げ、ボンドの肩に噛みつく。ボンドの肩から出血。卓上ランプが床に落ち、電球が割れる。ジョーズが引き続きボンドに襲いかかる。ボンドはそのランプをジョーズの口の中に突っ込み、感電させる。一瞬の閃光。ジョーズはうろたえて後ずさりし、そのまま窓を突き破って列車から落ちる。
サルジニア島でフェリーを降りるボンド・カーは、白いロータス・エスプリ。 サルジニア島でフェリーを降りるボンド・カーは、赤いロータス・スペシャル。

水中からロケットでヘリコプターを打ち落としたボンドがアマソワに言う:「やっと邪魔者が消えたな」







水中からロケットでヘリコプターを打ち落としたボンドがアマソワに言う:「やっと邪魔者が消えたな。ウェットネリーへようこそ」
解説:「007は二度死ぬ」では、秘密兵器満載のジャイロコプター・リトルネリーが大活躍します。映画の中でもリトルネリーの名前が使われており、公式の名称になっていますが、「スパイ」では、ウェットネリーの名前が出てきません。この名前は通称という位置付けにあり、上記のせりふが映画で出てくれば正式名称になっていたと思われます。

リパラスの内部には、モノレールの路線がある。 リパラスの内部には、チューブの中を走るホバー・カーの路線がある。
アトランティスでジョーズをサメのプールに落としたボンドは、椅子に縛り付けられたアマソワを見つける。2人は脱出ハッチへと向かう。 アトランティスでジョーズをサメのプールに落としたボンドは、椅子に縛り付けられたアマソワを見つける。その部屋からは、サメのプールが見える。ロープを解かれたアマソワは、立ち止まってサメとジョーズの戦いを見る。ジョーズがサメを襲っているのが見える。ボンドがアマソワの腕を引いて、2人は脱出ハッチへと向かう。

ボンドは床のハンドルを回す。ハッチの扉が開き、ボンドが最初に入る。続いてアマソワが、ボンドに手を引かれて入る。











場面は海。
ジョーズが海中から飛び出して泳ぐ。

















1977年1月の書換前
ボンドは床のハンドルを回そうとするが、その前にアマソワを見て驚く。アマソワは銃をボンドに向けている。アマソワが引き金を引くが、弾丸はボンドの頭の横を通過する。ボンドはアマソワに向かってゆっくりと歩き始める。
アマソワ:「次ははずさないわ」
ボンド:「その気になれば1発ですんだはずだ」
アマソワは引き金を引こうとする。ボンドがさらに近づく。アマソワの銃を持つ手が震え、彼女は首を振る。ボンドは彼女の肩に手を伸ばし、体を引き寄せる。
ボンドはハンドルを回してハッチの扉を開ける。3発目の魚雷が爆発。2人がハッチに入る。ハッチの側壁には、直径60センチのプラスチック製球体がはめ込まれている。ボンドはそれを引き出す。

場面はサメのプールに移る。
サメが腹を出して死んでいる。
ジョーズがプールの縁に近づこうとしたところで4発目の魚雷が爆発し、ジョーズはプールの中に沈む。

場面はハッチ。
ハッチの扉が開き、2人は泳ぎ始める。ボンドは球体を持っている。2人が海面まで来ると、球体が円形ボートに早変わりし、2人はそれに乗る。2人は寄り添う。ボートには小型コンテナが付いており、ボンドはその中からシャンペンを取り出す。
ボンド:「俺を殺す気じゃなかったのか?」
アマソワ:「そうよ」
ボンド:「なぜやめたんだ?」
アマソワ:「それって女性の特権じゃない?」
ボンド:「俺を愛したスパイの特権ってところか」
ボンドの腕時計から、文字を打ったテープが出てくる。Mの出頭命令。
ボンドは時計を海に捨てる。
ボンド:「誰かが迎えにくるらしい」
何隻もの船舶が2人に近づく


ハッチの中でボンドとアマソワが抱き合っている。ハッチが英国海軍の船舶に回収される。M、ゴーゴルなどが見ている。
ボンド:「仕事に専念しています」

1976年11月23日の書換後
ハッチの中でボンドとアマソワが抱き合っている。ハッチが英国海軍の船舶に回収される。M、ゴーゴルなどが見ている。
ボンド:「英国とソ連が協力する時代になりました」

※脚本を書いたのはトム・マンキウィッツだと思われます。一度は脚本に書いたものの映像化されなかった場面があると、語っています。ムハーバ・クラブでアマソワがボンドのマティーニを注文した後、会話が次のように続きました。
ボンド:「写真で見るよりずっと美人だね」
アマソワ:「私が見たあなたの写真は1枚だけ。同僚タチアナ・ロマノバとベッドの中にいるときの写真よ」
ボンド:「写真の彼女は笑っていたか?」
アマソワ:「見えなかったと思うわ」
ボンド:「それなら笑っていたのは俺だな」
参考文献:デビッド・ジャマルコ著「FOR YOUR EYES ONLY: BEHIND THE SCENES OF THE JAMES BOND FILMS」

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